お盆の期間中に暇だったので2泊3日で韓国へ行った時の記録。
今回が初の一人旅行となりここから様々な国へ足を運ぶ挑戦の記念すべき第1カ国目。
正直な話、韓国には興味は全くなく東南アジア方面での旅行を計画していましたが、パスポートを取得した時期と当日の航空券の金額、観光できる日数などを含めて考えたところ韓国しかなかったのでとりあえず行ってみるかという感じで決めました。
海外初心者にやさしい国
日本人観光客に人気な国なだけあって主要観光地はわりと日本語が通じるから海外初心者にとってもやさしいなと感じました。入国審査も顔と指紋を認証、飛行機内で渡される入国用紙に事前に記入しておけば殆ど質問されることなく入国できたので身構えていた分ちょっと拍子抜け感はありました。
観光地周辺はいたる所で日本語を見かけるのと、発展している国なので街並みはほぼ日本と変わりません。なんとなく東京に外出しているような感覚もして異国感は少なめでした。
スマホさえあれば一人でも完結してしまう
スマホさえあれば交通の確認や翻訳などあらゆることができてしまうので、現地人と会話せずに一日を過ごすことも可能なのでスマホが生命線といっても過言ではないとおもいます。今後、海外旅行へ行く際にスマホを無くしたらと思うと少し怖く、パスポートの次に大事だと感じました。
(私はahamoを契約しているので海外ローミングでそのまま20ギガの範囲内は海外でもつかえるので、現地でSIM契約は不要でした。超便利なのでオススメ)
とはいえ、あまりにもスマホに頼りすぎると旅の醍醐味の一つである現地との交流が薄れてしまうので、旅の目的によっては使いすぎるのもよくないと感じました。
ホテルのチェックインは多少てこずる
スマホが便利とはいえホテルのチェックインには多少てこずりました。というのも、翻訳アプリといえども精度はそれほど正確ではなく翻訳があいまいなものが大半だったからです。そのため気合で何とかしないといけない場面はいくつかあると思います。
受付のおばちゃんもカタコト英語がほとんど伝わらず、お互いに言語が通じない中でのやり取りはかなり大変でしたが、向こうも親身に寄り添ってくれたので30分ほどで何とかチェックイン。頑張って伝えようとしてくれる相手のやさしさに少し感動してしまいました。
右も左もわからない状態で親切にされるとこうも簡単に人は嬉しく感じてしまうのかと人間のちょろさを垣間見た瞬間でした。だけど苦労した甲斐もあり翌朝にはちょっと仲良くなって、部屋もグレードアップしてくれたのでとても良い人でした。
宿泊先のネット評価はかなり悪く不安でしたが、部屋もきれいで親切だったので実際に体験してみないとわからないものですね。(一人でこの広さの部屋を借りれました)
些細なことでも楽しめる
殆どノープランで来たため、ブラブラと歩きながら思い付きで行動していたのですがそれだけでも十分楽しいものでした。街中の風景や電車に乗るだけでもワクワク感が半端なく、本当に一人で海外に来たんだと心の中で舞い上がっていました。
日本でも行ったことない場所に行けばもちろんワクワクするとは思いますが、海外だとそれが数倍に感じる不思議。海外旅行にはまる人が多いのもわかるような気がします。
韓国の飯は最高
2日目の朝ごはんは近場に食堂があったのでキンパを選びました。前日の夜は何も食べてなかったので、24時間営業は本当に助かりました。中は2人のおばちゃんが切り盛りしている地元民の食堂という感じでした。
購入したキンパはごま油の風味が効いてて具沢山でしたがツナの味が強かったです(ほぼツナ味)。サイズは太巻きぐらいで、たくあんの触感がいいアクセントで満足度は高めでした。味はおばあちゃんが作ってくれるような、美味しいけど特別美味いというわけでもない感じ。値段は5000ウォンとかなり安かったです。
今回の旅の一番の目的のカンジャンケジャン。せっかく韓国に行くならこれだけは絶対に食べると決めていました。想像以上の味わいで、これ目的でもう一度韓国に行くのもありかもしれないと思うほどに美味しかったです。
ただし、おまけでついてくる小鉢類が多すぎて一人だとかなりの量でした。写真とは別で追加のどんぶり二つが出てきたので、この後の食べ歩きの予定が昼食で腹パンになってしまい断念しました。事前にこのような習慣があるのは調べていましたが想定を超えてきたので、切り替えて観光に向かいました。
晩飯は動くタコ足サンナクチとユッケ。過去にO-157に感染し入院を経験しているのですが、生肉の魅力にはあらがえませんでした。日本と衛生環境が違うとは思うので、かなりリスクはあるので自己責任でお願いします。
味はたれに依存しているので塩ごま油か辛みその味です。帰国しても特におなかは壊さなかったので鮮度は問題ないとは思います…
想像していたより人は少ない
とある記事によれば外交問題などによって韓国の観光客が減少傾向にとのこと。私が訪れたのが8月13日~15日でちょうど光復節(日本統治からの独立)だったのも要因の一つなのかもしれません。
もしくは韓国ブームが過ぎ去り本当に韓国好きの人しか今は訪れないのでしょうか?
ソウル、明洞をメインに訪れましたが連休にもかかわらず人は少なく過ごしやすかったので、のんびりと観光に訪れるなら今がチャンスかもしれません。
建造物は実際に見るとすごい
明洞通りから歩いて景福宮まで向かっている途中にあった徳寿宮、入場料は1000wと格安です。人がいなさ過ぎて心配になるレベルでガラガラだったので写真は撮り放題でした。園内もそこまで広くなく、30分もあれば十分回れるのでふらっと立ち寄るにはちょうどいい場所です。
メインの景福宮はまさに圧巻。先ほどの徳寿宮とは比べ物にならない規模で衝撃を受けました。ちょっと覗いてすぐに出ようと思っていたつもりが2時間ぐらいは滞在していました。というより、広すぎて全部見ようと思うと時間がかなり必要かと思います。
ここに来る前に歴史を少し学んでおけばよかったと後悔していますが、それ抜きでも十分圧倒される場所です。
一つ気を付けることとしては、景福宮のインパクトが強いので一番最初にこれを見に来ると他の場所がインパクト負けしてしまうと個人的に感じました。この後に興仁之門へ向かったのですが車が行きかう街中にドカンと立っている様は大阪城を連想してしまい、こんなものなのかと思ってしまいました。
新しい発見や挑戦は楽しい
韓国といえばK-POPとキムチの印象しかなくJKやK-POPオタクが行くような国だと勝手に思っていて、行きたい海外のリストにまったく入っていませんでした。しかし、今回の旅行を通してそんな偏見は吹き飛び知らなかった魅力を知ることができたと思います。
これは今後の国選びの価値基準を書き換えてくれる良い経験となり、少しでも気になったものがあればどんどん候補に入れていこうと思います。
今回の旅の気づき
韓国で出会った人はすべて優しく、食堂で手助けしてくれたおっちゃんやホテルのおばちゃんがとにかく優しかったです。運よくいい人に出会えただけかもしれませんが、お互いに言葉が通じないのにも関わらず困っている人に手を差し伸べる姿勢は自分も見習うべきだと感じました。
今回は初の一人旅ですべてが挑戦の3日間でしたが、韓国ということもあり難易度はかなり低めでした。あえての反省点を上げるとするならは、この旅では失敗はすることがほとんどなく挑戦としての刺激は少なかったことです。だからといってこの経験は無駄ではなく今後の役に立つと私は思います。
いつか海外での失敗体験はすると思うので、その時にまた旅行へ行った際の体験談を書いていこうと思います。
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